『吉祥寺だけが住みたい街ですか』全6巻の感想
『吉祥寺だけが住みたい街ですか』は今までになかった不動産屋の漫画です。
マキヒロチさんの『いつかティファニーで朝食を』も好きですが、こちらも好きなので紹介します。
『吉祥寺だけが住みたい街ですか』あらすじ
吉祥寺に「重田不動産」という不動産店がある。その店を営んでいるのは、双子の姉妹の都子(みやこ)と富子(とみこ)。 吉祥寺の物件を希望している客から、事情を聴き取り、吉祥寺ではない別のふさわしい街を紹介する。
『吉祥寺だけが住みたい街ですか』をオススメしたい人
- のんびりしたストーリーが好きな人
- 街をブラブラするのが好きな人
- 賃貸物件を見るのが好きな人
- 「友情」「努力」「勝利」の漫画が読みたい人
- ハラハラするストーリーが読みたい人
『吉祥寺だけが住みたい街ですか』の好きなところ
まず主人公が双子の姉妹なんですが、体形が外国人体形。背も高いし、体格も良い。(作中で二人とも90キロオーバーとある)
あんまりないですよね。こういう主人公って。まずそこに度肝を抜かれた感じです。
富子ちゃん、都子ちゃんの性格も好きですね。
悪く言えば”ガサツ”かもしれないけど、しゃべることもやることも思いきりしているって感じ。思いやりもある二人。
あとは作者マキヒロチさんの独特の雰囲気ですね。
私は札幌在住ですが、東京へ行ったら重田ツインズが紹介しているところ行きたくなります。
あと毎話で富子ちゃんが、何か食べているのがおいしそう。
(だいたい富子ちゃんが食べたくて買って、都子ちゃんとお客さんが同じのを食べる感じがあります。)
最初の頃は、「離婚したから物件を探す」「男と別れたから物件を探す」というネガティブな理由での物件探しだったのが、ちょっと嫌だったかも。
後半は、重田ツインズのリノベや、自分のための家づくりなど、前向きな話が多くなってきて好きですね。
『吉祥寺だけが住みたい街ですか』のちょっと不満なところ
- 最初の方、物件を探す理由がネガティブなところ(離婚や彼の浮気で別れるとか)
- 「ニギニギしてる」などという独特な言い方があるところ。(賑わっているでいいんじゃないか)
1巻のレビューには「話がワンパターンすぎる」という声も有り。
しかし6巻のレビューにはないので、後半、作者がうまく重田ツインズの話を盛り込んで、ワンパターンから回避できたのかも。
『吉祥寺だけが住みたい街ですか』 Amazonのレビュー

6巻のレビューが4.6でかなりいいですね。
- ストーリーが面白いのはもちろん、知らない街を知れる楽しさもあり読んでいて飽きない1冊。
- 不動産屋さんの主人公の二人が個性的。登場人物たちにも感情移入できて面白かった。
- セリフに[(笑)]や[(汗)]が頻発して出てきて面白さが激減した。
続編『それでも吉祥寺だけが住みたい街ですか?」1巻も出たよ
続編嬉しい!
『吉祥寺だけが住みたい街ですか?』が6巻までなんですが、話の内容が「最終回!」って感じじゃなかったんですよね。それでAmazonで「全6巻」の表記があって、

えー、6巻で終わりだったんだ。なんか寂しい。
と思ってたんですよ。
『吉祥寺だけが住みたい街ですか?」はお客さんが全員女性。
『それでも吉祥寺だけが住みたい街ですか?」はお客さんが全員男性になっています。
『それでも吉祥寺だけが住みたい街ですか?』まとめ
今までなかった、不動産屋の漫画。
もし、気になったら読んでみてくださいね。
重田ツインズが癖になりそうです。
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